海外事業への強み 海外事業への強み 基軸コンサルティングは日本政府による政府開発援助（ODA）を主軸に、数々な海外プロジェクトを展開しています。特に東欧経済へ強みを持ち、中小企業振興セクターにおいて各国政府と活発に活動を展開しています。また、SDGsについても世界各国の成功事例を調査・分析し、企業によるSDGsへの取り組みを支援しています。 中小企業振興セクターへの強み 東欧諸国では全企業の99％を中小企業が占めており、その国の経済全体を発展させるためには、中小企業セクターの振興が最重要課題とされています。基軸コンサルティングは東欧地域において、中小企業セクター振興に関わる数々の政府開発援助プロジェクトへ参画しており、豊富な経験を有しています。そのプロジェクトでは現地国経済省、中小企業開発庁、各地方の地域開発エージェンシーとの密接な連携を通じて運営されるため、民間企業、公的機関双方の連携において、強固なネットワークを構築しています。 旧バルカン諸国における豊富な経験 基軸コンサルティングは2013年以降「西バルカンにおけるメンター制度構築プロジェクト」に参画しており、旧ユーゴスラビア諸国での豊富な経験を有しています。対象国にはセルビア国、ボスニア・ヘルツェゴビナ、モンテネグロ、北マケドニアが含まれ、各国の各国経済省、中小企業庁、地域開発エージェンシーと長年に渡り中小企業振興へ取り組みを重ねています。メンター制度とは中小企業へ経営指導が行える公的なメンターであり、各国へ公的メンターを育成すると共に、国中へサービスを提供できる制度を構築しています。2013年に始まった本プロジェクトは現在では4か国の全土を網羅すると共に、各国の中小企業振興戦略へ明記されており、既に中核的な施策へと成長を遂げています。 モルドバ国における豊富な経験 基軸コンサルティングは2015年以降、政府開発援助の技術支援である「国立ビジネスエクセレンシーセンターの機能強化」及び「中小企業支援サービス全国標準化」へ関わっており、モルドバ国の中小企業振興へ取り組みを重ねています。首都キシナウに位置する国立ビジネスコンサルテーションセンター、全国に1４あるコンサルテーションセンターのネットワークの構築へ従事し、モルドバ国の全土をカバーした中小企業への経営指導ネットワークを実現しています。 政府開発援助 業務一覧 期間 2013年～2015年 対象国 セルビア国、ボスニア・ヘルツェゴビナ国、モンテネグロ国 業務名 メンター制度構築プロジェクト 業務概要 セルビア国にて構築されたメンター制度を標準化し、ボスニア・ヘルツェゴビナ国、モンテネグロ国へテスト展開を行った。メンターの資格制度、教育制度、メンタリングの標準コンテンツ、メンタリング提供体制を構築した。 期間 2015年～2016年 対象国 モルドバ国 業務名 国立ビジネスエクセレンシーセンター機能向上支援 業務概要 モルドバ国へ公的なコンサルタントを育成し、公的コンサルティングが提供できる国立ビジネスエクセレンシーセンター開設と機能強化を支援した。標準コンサルテーションの開発と、モルドバ国全土へのサービス提供を実現できる将来ビジョンの設計を支援した。 期間 2016年～2017年 対象国 モルドバ国 業務概要 モルドバ国の小規模農家の支援すべく、欧州地域におけるモルドバ国農業の現状について調査・分析を行った。その中で欧州における農産物の物流環境を調査し、モルドバ国小規模農家の成長課題を明確化した。 期間 2017年～2020年 対象国 セルビア国、ボスニア・ヘルツェゴビナ国、モンテネグロ国、北マケドニア国 業務概要 セルビア国のメンター制度をさらに強化すると共に、ボスニア・ヘルツェゴビナ国、モンテネグロ国ではサービス提供地域を首都から全国へと拡大した。さらに北マケドニア国が加わり、メンター制度は各国別の制度ではなく、西バルカンに属する4か国の共同プロジェクトへと成長した。メンター制度は4か国の中小企業振興戦略に明記され、全ての国における中小企業振興施策の柱として位置付けられるなど、大きな成功を収めている。 期間 2019年～2021年 対象国 モルドバ国 業務概要 2015年に実施された支援を通じ、首都キシナウに位置する国立ビジネスエクセレンシーセンターの標準コンサルテーションサービスの構築がなされた。その成功を受け、全国へ14のコンサルテーションセンターを開設し、モルドバ国全土をカバーしたコンサルテーションセンターネットワークの構築を支援した。モルドバ国中小企業開発機構と業務にあたり、2021年に全土をカバーしたコンサルテーションネットワークの構築が実現している。
